相続放棄の流れに関するQ&A
相続放棄の流れに関するQ&A
Q相続放棄をしたいのですが、いつから相続放棄の手続きを始めればいいですか?
A
まずは「相続の開始」を知るところから、相続放棄の手続きは始まります。
相続放棄は、文字通り相続人としての権利や義務を全て放棄することを指します。
相続放棄をするためには、「相続の開始」が必要です。
つまり、ご家族が亡くなったことと、自分が相続人になったということを認識して始めて、相続放棄ができるようになります。
そのため、たとえばご家族が亡くなる前の段階では、まだ相続放棄の手続きはできません。
また、自分より優先順位が上の相続人がいる場合は、その相続人が相続放棄をしてからでないと、相続放棄はできません。
たとえば、第2順位の相続人は、第1順位の相続人が全員相続放棄をしたことを認識した時に、初めて自分が相続人なったことを認識したことになり、相続放棄が可能になります。
Q相続放棄をするにあたって、まず何が必要ですか?
A
戸籍謄本などを集める必要があります。
相続放棄をするには、ご家族の方が亡くなったことと、ご自身が相続人であることを証明する必要があります。
その証明として利用されるのが、戸籍謄本です。
戸籍謄本を見れば、その人の家族関係が分かるため、相続放棄をする際は、戸籍謄本を裁判所に提出することになります。
Q戸籍を集めた後は、何をすればいいですか?
A
裁判所に提出する書類を作成します。
相続放棄をするためには、亡くなった方の財産、負債、相続放棄をする理由などを記載した書類を、裁判所に提出する必要があります。